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2021/02/02 11:00

こんにちは!フジノスの女性社員Mです。

「コロナ禍の中でもフジノスの楽しい工場見学を体験して欲しい!!」

そんな想いから、ブログを通して鍋ができるまでの様子を工場見学ツアー風にお届けします♪

 

今日ご紹介する【工場見学ツアー】の工程は『ヤケ落とし』です。


※エレックマスターライトの商品について、詳しくはこちら

(なお、ブログで紹介する画像はエレックマスターライトに限りません。予めご了承下さい。)

 

まず、みなさんの中で「ヤケ落とし」という言葉を初めて聞く方も多いのではないでしょうか。

簡単に説明しますと、前工程の『取付金具溶接』で溶接した部分が赤茶色く変色した跡を研磨作業で落とす工程なんです。

 

フジノスの製品の中には溶接作業をするものも多く、鍋本体のハンドルを取付ける金具や蓋のツマミを取付ける部品などが溶接されています。

ちなみに、溶接後の製品はこんな感じ。

 

 〔Before


※業務用の雪平鍋のハンドル部分です。(茶色で丸い部分が溶接跡)


溶接は金具に高電流を流す為、金属が高温になり、茶色く変色することがあります。

溶接痕が変色しているのは、しっかり金具がついている証拠なんですよ(*^^)v

 

しかし、このまま商品が流通してしまうと、お客様に「錆びている」と勘違いされ、ご迷惑をお掛けしてしまう事が想定されるので、社内基準に満たない物は再度、研磨をしてキレイな状態にするんです。

これが『ヤケ落とし』です。

 

ヤケ落としをすると・・・

 〔After


※茶色で丸い部分がキレイになりました。

 

赤茶色いサビのような色が取れ、なめらかになりましたよね!

実はこれも鍋職人の優れた技術!!

ヤケ落としでは、製品に研磨痕が付かないように微調整をしながら作業をします。

研磨をやり過ぎてしまうと焼ける(赤く)なる事があります。

その焼けすぎを抑える為に、研磨剤(油脂)が使用される時もあります。


※ヤケ落とし作業中。 あまりに真剣な為、声がかけづらいです・・・。


このように溶接痕を1つ1つ目で確認しながら、状態に合わせて『ヤケ落とし』を行っているんです。

細かい作業ながらも、製品の品質を大事にするフジノスの製品には欠かせない工程です。

 

次回のブログ25日(金)です。

フジノス工場見学ツアー~鍋ができるまで~】の⑬<レーザーマーキング>をご案内します。

お楽しみに!