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2025/09/30 12:53
こんにちは。IH鍋・フライパンのパイオニア企業「フジノス」です。
「フライパン用アルミホイルは体に悪い」と聞くと、つい心配になりますよね。
アルミが溶けて体に入ると害があるのでは?認知症の原因になるのでは?と不安に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、フライパン用アルミホイルは適切に使用すれば、体に悪くありません。
しかし、使い方を誤ると健康リスクがないとは言い切れないのも事実です。
この記事では、「体に悪い」と言われる3つの理由を検証し、安全な使い方やおすすめの代用法を解説します。
フライパン用アルミホイルとは?普通のアルミホイルとの違い

フライパン用アルミホイルは、通常のアルミホイルとは異なり、表面にシリコン樹脂のコーティングが施された製品です。
普通のアルミホイルがアルミニウムを薄く延ばしたシートであるのに対し、フライパン用アルミニウムはシリコン樹脂加工を行うことで、より調理に適した機能性を持っています。
シリコン樹脂加工により得られるのは、非粘着性(くっつきにくい)・離型性(剥がれやすい)・撥水性(水をはじきやすい)といった特性です。
これにより油を使わなくても食材がくっつきにくく、きれいに剥がすことができ、調理器具の汚れも防げるのです。
フライパン用アルミホイルは危険?「体に悪い」と言われる背景
フライパン用アルミホイルが体に悪いと言われる理由は大きく3つあるといえるでしょう。以下で、それぞれについて解説します。
1.アルミニウムの摂取が認知症の原因になるのではないかという懸念
一時期、アルツハイマー病とアルミニウムに因果関係があるといった情報も出回りましたが、現在は、この因果関係を証明する根拠はないといわれています。
また、食品の安全性を検証する国際機関(JECFA:FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)では、アルミニウムの暫定耐容週間摂取量(PTWI)を体重1kgあたり2mgと設定しています。
日本人の平均的な摂取量はこの基準を大きく下回っており、通常の食生活で過剰に摂取する心配はほとんどありません。
さらに、アルミは体内に入っても99%以上が体外に排出されると示されています。
残りも腎臓を通じて排出されるため、健康な人であれば蓄積の心配は少ないとされています。
参考:
厚生労働省「食品中のアルミニウムに関する情報」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/aluminium/index.html
日本アルミニウム協会「体の中でアルミニウムはどうなる?」
https://www.aluminum.or.jp/aluminum-hc/p_3/index.html
2.強火で加熱しすぎると健康リスクが発生する可能性があること
フライパン用アルミホイルの耐熱温度は大手メーカー製品で300℃程度に設定されており、通常のフライパン調理では問題なく使用できます。
食品グレードのシリコン樹脂は化学的に安定しており、適切な温度範囲での使用であれば安全性に問題はありません。
とはいうものの、強火や空焚きなどで加熱しすぎるのは危険です
特に空焚きは3~5分で300℃以上に達するため、十分な注意が必要です。
強火や長時間加熱は避け、空焚きをしないよう気をつけましょう。
参考:
一般社団法人日本化学工業協会|化学製品LP相談センター「フッ素樹脂加工フライパンの空焚きに注意」
https://www2.nikkakyo.org/upload/plcenter/0322_2-5.pdf
3.酸や塩分に弱く、食品に溶けやすい性質があること
アルミは酸や塩分に弱いため、梅干し・トマト・酢などを包むと黒ずみや穴あきを起こすことがあります。
内閣府の食品安全委員会が紹介するドイツのBfR(連邦リスク評価研究所)の見解でも、酸性や高塩分の食品をアルミで包んで加熱や保存をすることは避けるよう推奨されています。
参考:
内閣府食品安全委員会「食品安全関係情報詳細」
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04740010506?utm_source=chatgpt.com
フライパン用アルミホイルの使用をおすすめする場面
以上、フライパン用アルミホイルは、安全性に問題がないことを紹介してきました。
フライパン用アルミニウムは、シリコン樹脂加工がされており、くっつきにくい特徴をもつのが最大のメリットです。
● 焦げ付きやすい食材(焼き魚やチーズ料理など)を調理するとき
● 油を控えたヘルシー調理がしたいとき
● 後片付けを楽にしたいとき(フライパンが汚れないため洗い物の負担減)
上記の用途で使用する際は「中火以下での短時間加熱」「酸性や塩分の多い食品は避ける」という2つの条件を守ることで、安全、効果的にフライパン用アルミホイルを活用できます。
フライパン用アルミホイルを使わない代替方法
フライパン用アルミニウムの使用に不安がある時や、酸・塩分を多く含む食材を扱う場合は、次のような手段もおすすめです。
■クッキングシート
クッキングシートは、酸や塩分に強く、焦げ付き防止にも有効です。
耐熱温度は一般に250℃前後で、オーブンやトースター料理に適しています。
ただし、直火やヒーターに直接触れる使い方はできないので注意しましょう。
■フッ素樹脂加工フライパン
フッ素樹脂加工が施されたフライパンは、少量の油でも食材がくっつきにくく、ヘルシーで快適に調理できるのが特徴です。
高品質な鍋・フライパンを製造する国内メーカー「フジノス」では、フッ素加工フライパンに国内最長級の20年保証をお付けしています。
さらに、長くお使いいただく中でコーティングが傷んだ場合、フッ素樹脂加工のリメイク(有料)に対応しており、末永くお使いいただけるのも大きな魅力です。
▼フジノスのフライパンのラインナップ一覧
https://fujinos.theshop.jp/categories/3621581
ただし、フッ素樹脂加工は金属ヘラに弱いため注意してください。
木製や樹脂製の調理器具をお使いいただくと、より長持ちさせることができます。
空焚きや塩分・酸を避ければフライパン用アルミホイルは体に悪くない
これまで紹介してきたように、フライパン用アルミホイルは、正しい使用方法を守れば「体に悪い」とは言えません。
「空焚きや強火での使用」「塩分や酸性食品の使用」を避ければ安全に使用できるのです。
また、用途に応じてクッキングシートや他のフライパンを使い分けることで、より安心して調理できます。
ぜひ適切な情報をもとに、快適な料理ライフを楽しみましょう。
▼フジノスのフライパンの詳細はこちらから
https://fujinos.theshop.jp/categories/3621581
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