Blog
2021/01/26 16:00
こんにちは!フジノスの女性社員Tです。
「コロナ禍の中でもフジノスの楽しい工場見学を体験して欲しい!!」
そんな想いから、ブログを通して鍋ができるまでの様子を工場見学ツアー風にお届けします♪
今日ご紹介する【工場見学ツアー】の工程は『底押』(そこおし)です。
※エレックマスターライトの商品について、詳しくはコチラ
(なお、ブログで紹介する画像はエレックマスターライトに限りません。予めご了承下さい。)
『えっ?IH対応のお鍋は底面が平らじゃないの?』
『底押って何?』
なんて思われがちですが、『底押』はとっても重要な工程なんです♪
お鍋やフライパンをIHクッキングヒーター等の高火力熱源で加熱すると、お鍋の素材である金属(ステンレス、アルミ)が熱によって膨張し、調理後に冷めると、収縮するのですが、この時に起きる熱変形やゆがみを抑えるために行います。
お鍋の材質・板厚・形状・大きさによって、押し方を変えながら、0.3mm~0.8mmとわずかに鍋底を内側に押しています。
こうする事で加熱して膨張した時にIHクッキングヒーターの天板とフィットして、高い熱効率が得られるんです。(スゴイ!!)
※機械にお鍋を逆さにしてセットします。(写真は親子鍋)
※機械でお鍋の裏面を少~しだけ押してあげます。
底押後は基準範囲内に収まっているか検品しています。
これがIHクッキングヒーターのメーカー3社(パナソニック、日立、三菱)全ての推奨を受けているフジノスの優れた技術なんです。
※職人が底押の具合を専用の測定器で確認します。
IHクッキングヒーターに最適で安心して長く使い続けられるお鍋を作るには、厳しく細かい品質管理が必要なんですね(^O^)/
次回のブログは1月29日(金)です。
【フジノス工場見学ツアー~鍋ができるまで~】の⑪<取付金具溶接>をご案内します。
お楽しみに!