Blog
2020/12/25 12:00
こんにちは!フジノスの女性社員Tです。
「コロナ禍の中でもフジノスの楽しい工場見学を体験して欲しい!!」
そんな想いから、ブログを通して鍋ができるまでの様子を工場見学ツアー風にお届けします♪
今日ご紹介する【工場見学ツアー】の工程は『スピニング』です。
※エレックマスターライトの商品について、詳しくはコチラ
(なお、ブログで紹介する画像はエレックマスターライトに限りません。予めご了承下さい。)
工程の説明をする前の前置きですが、IHクッキングヒーターで料理をする時にお鍋やフライパンは底面が加熱されます。
IHクッキングヒーターは火力が強く、底の厚みが薄いお鍋ではすぐに変形してしまい、エラーが発生したり、調理が思うようにいかない場合があります。
かと言って、変形防止の為、底の厚みを分厚くしてしまうと、重くなってしまい、使い勝手が悪くなってしまいます。
では、どうすれば良いのでしょうか?
答えは・・・
『スピニング』加工なんです(^^)v
※スピニングの機械です。お鍋をセットし、陶芸のろくろのように高速回転させながら、お鍋の側面を引き伸ばします。
『スピニング』とは、高火力でも鍋底が変形しにくいように鍋底の厚みを保ったまま、お鍋の側面を薄く加工する事で耐久性と軽量化を両立させているんです。
ちなみにエレックマスターライトは、鍋底面を1.5mm、側面をおよそ半分の0.8mmの厚みに加工しています。
側面を引き伸ばしいるので、少し高さも出るんです。
写真左から スピニング前、スピニング後の鍋
絞り工程同様、形状を変形させるので、その日の気温、湿度等によって金属の伸び率が変わってきます。
それを職人が見極め、機械の圧力、回転数など毎日調整して作業にあたります。
重いお鍋は嫌われる・・・。
お鍋も人間と一緒で重量(体重)には注意が必要なんですね!(^^)!
次回のブログは12月29日(火)です。
今年最後のブログは、年末の挨拶で締めくくらせていただきます。
是非ご覧ください!